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ニューカレドニアで2024年5月23日、演説するフランスのマクロン大統領=ロイター
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 フランスのマクロン大統領は23日、暴動による混乱が続く南太平洋の仏領ニューカレドニアを訪れた。独立派と反独立派それぞれの政治グループと会談。暴動の発端になった仏系住民への地方参政権の拡大を「強行しない」と約束し、対立する両派や地元首長らによる対話の再開を促した。

 中心都市の南部ヌーメアなどで13日夜に始まった暴動ではこれまでに警察官2人を含む計6人が死亡。デモ隊による主要道路の封鎖が原因で、病院での治療を受けられずに亡くなる市民も出ている。国際空港は少なくとも25日まで閉鎖されることが決まっている。

 仏メディアによると、マクロン氏は現地時間の23日朝にニューカレドニアに到着し、深夜に現地を発つまで独立派と反独立派双方の議員や首長、現地の企業関係者らと面会した。

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