トランプ米大統領の国家安全保障担当補佐官を務めてきたマイク・ウォルツ氏が1日、辞任に追い込まれた。高官の入れ替わりが相次いだ1期目のトランプ政権と異なり、今回は発足100日目まで更迭はゼロだった。このタイミングで初の「更迭」に踏み切ったトランプ氏には、どのような思惑があったのか。
- トランプ氏、ウォルツ補佐官を国連大使に指名 事実上の更迭か
メディアに屈するのを嫌ったトランプ氏
「ノー・スカルプス・ポリシー(No Scalps Policy)」
2期目のトランプ政権の人事方針は、そんな言葉で説明されることがある。政権内で不祥事があっても、メディアに「戦利品(スカルプ)」を与えないために、解任しない――といった考え方だ。
ウォルツ氏の交代論は、1カ…