子どもたちが1人1台端末で検索していた主な悩み=OVA提供

 1人1台端末で最も検索された悩みは「死にたい」だった――。子どものSOSをつかむツールを開発しているNPO法人が、8教育委員会などの端末約7万台のデータを調べたところ、そんな傾向がわかった。担当者は「多くの子どもが自殺につながる深刻な悩みを抱えている」と指摘する。

 調査したのは、ネットでの相談を通して若年層の自殺防止に取り組むNPO法人「OVA(オーヴァ)」。ブラウザーの拡張機能を使い、子どもが悩みに関連する約5千のキーワードのどれかを検索した際、相談窓口などの情報を送信するサービスをしている。

 今年1~3月のデータを調べたところ、約58人に1人の小・中・高校生が深刻な悩みの検索をしていた。最も多く検索されたのは「死にたい」で206人。「いじめ」(200人)、「自殺」(178人)、「オーバードーズ」(158人)などが続いた。

「自分のスマホではもっと……」

 検索された悩みをカテゴリー…

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