最低賃金(時給)の引き上げ幅について、厚生労働省の審議会は24日、全国平均で50円(5.0%)アップという過去最高の目安を示した。現在の1004円から1054円に上がる計算だが、今後予想されるのが地方の「引き上げ競争」だ。
- 最低賃金、50円増で全国平均1054円に 過去最高の引き上げ
最低賃金の最終的な引き上げ額は、厚労省の中央審議会が今回出した目安を参考に、都道府県ごとの地方審議会が議論して決める。
「ちょっと熱い夏になるかもしれません」。6月、岩手県の地方審議会の初回会合で、岩手労働局長があいさつした。
昨年の苦い記憶 今年は「後出し」作戦
発言の背景には昨年の苦い記…