「どっちが正しかったか、分からない」
4月28日の試合後、雷電・本田朋広は険しい表情でつぶやいた。
Mリーグのセミファイナル終盤戦。ファイナル進出の最後の1枠を巡って、雷電と麻雀（マージャン）格闘倶楽部が競っている。この日は、セミファイナルでの最後の直接対決だった。
南4局1本場、本田は2着目で、ライバルチームの佐々木寿人はラス目。リーチをかけてトップを目指すか、2着でもこのまま試合を終わらせにいくか。選択の場面で、本田は鳴いて試合を終わらせた。
元Mリーガーの朝倉康心プロは「普通ならトップを目指すが、この場面の色んな要素を考えれば考えるほど、この時点での最善だったと思う」と評する。
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牌図（はいず）は麻雀格闘倶…
