自民党総裁選2024

 27日の投開票に向け、自民党総裁選の各候補は26日、議員票の積み増しに追い込みをかけた。いずれも無派閥の石破茂元幹事長(67)、小泉進次郎元環境相(43)、高市早苗経済安全保障相(63)の陣営は、派閥領袖(りょうしゅう)ら重鎮への接触を重ねる。総裁選は、最終盤に「派閥回帰」の様相を見せている。

 26日夕、石破氏は麻生太郎副総裁の事務所を訪れた。54人の麻生派を束ねる麻生氏は、裏金事件で各派閥が解散方針を打ち出す中、唯一存続を明言。石破氏は議員票の積み上げを念頭に、「首相になることがあれば、外交などでご指導をお願いしたい」と支援を求めたという。

 もともと石破氏は無派閥であ…

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