兵庫県

 従業員に違法な時間外労働(残業)をさせたなどとして、神戸西労働基準監督署は17日、有馬グランドホテル(神戸市北区)の運営会社「中の坊」(同)と、ホテルの50代の男性総支配人を労働基準法違反(違法な時間外労働など)の疑いで神戸地検に書類送検し、発表した。認否は明らかにしていない。

 同署によると、同社と総支配人は昨年7月21日~9月20日、労使協定(36(さぶろく)協定)で定めた残業時間の上限を超えて、ホテルの従業員5人に違法な残業をさせたなどの疑いがある。

 労基法では協定で定められる残業時間の上限が、休日労働を含めて月100時間未満とされる。このホテルの協定では上限を月80時間などと定めていたが、実際は最長で月177時間45分に上ったという。

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