3月28日に最終回を迎えたNHK連続テレビ小説「おむすび」の平均世帯視聴率(速報値)は、関東地区で13・1%(個人7・4%)だった。ビデオリサーチが31日、発表した。2009年度後期「ウェルかめ」の13・5%を下回り、朝ドラで歴代最低となった。関西地区では12・0%(個人6・4%)、名古屋地区で13・8%(個人7・6%)、北部九州地区で12・9%(個人7・9%)。
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24年度前期の「虎に翼」の平均世帯視聴率は、関東地区で16・8%(個人9・4%)、23年度後期の「ブギウギ」は、15・9%(個人9・0%)だった。
視聴率低迷を巡っては、NHKの山名啓雄メディア総局長が19日の定例会見で、配信など視聴方法の多様化を挙げながら、「(視聴率は)その表れだと思う」との見解を示していた。
「おむすび」は、橋本環奈さん演じる平成元年生まれの主人公・米田結が栄養士を目指す物語。山名メディア総局長は、ドラマの内容については「ギャル魂を持って頑張っている女の子を通して、さまざまなことを伝えるべきドラマとして作ってきた。阪神淡路大震災や東日本大震災を描いたのは、ある種のチャレンジだったと思う」とコメントしていた。