松江ゆかりの文豪・小泉八雲（ラフカディオ・ハーン）とセツ夫妻をモデルにしたNHK連続テレビ小説「ばけばけ」の松江ロケが始まった。ヒロインの高石あかりさんと夫役のトミー・バストウさんが23日、松江市の城山稲荷神社で報道陣の取材に応じた。
高石さんはセツをモデルにした松野トキ、バストウさんは八雲がモデルのヘブン役を演じる。今秋放送開始予定で、全体の7割は松江のシーンになるという。
ロケは若き日のセツが縁占いをしたという八重垣神社で、エキストラも参加して21、22日に行われ、23日は市内各所で写真撮影があった。
高石さんは、セツを「世界で一番良きママさん」と呼んだ八雲の言葉が好きだといい、「八雲とセツの夫婦があまりにもキュートで愛らしく、すごく憧れがある。私たちもそういう夫婦になれるようにしたい」と話した。
バストウさんは、当時珍しかった国際結婚を「すごくチャレンジ」と述べ、「偏見を（乗り）越えることができる夫婦になったらうれしい」と語った。
