朝鮮戦争（1950～53年）の開戦から75年となった25日、韓国の李在明（イジェミョン）大統領はフェイスブックへの書き込みで「平和をつくる」ことの重要性を強調した。一方、北朝鮮の朝鮮中央通信は同日、米国に対する「復讐（ふくしゅう）」を決意する集会が24日に開かれたと報じた。
李氏は「戦争を再び経験することのない国をつくることが多くの人々の犠牲と献身に正しく応える道」だとし、「最も確実な安全保障は戦う必要がない状態、つまり平和をつくることだ。軍事力だけに依存して国を守る時代は過ぎた」とした。
朝鮮戦争では米軍中心の国連軍が韓国側で参戦しており、北朝鮮で24日に開かれた集会では米国への非難が相次いだという。朝鮮戦争は53年に休戦したが、正式には終結していない。
