昨年の本塁打競争で優勝したドジャースのT・ヘルナンデス(37)と笑顔の大谷(その左)=アーリントン(共同)

 【ニューヨーク共同】米大リーグのオールスター戦(15日・アトランタ)の前日に開催される恒例の本塁打競争に、2年連続本塁打王の大谷翔平(ドジャース)が不参加の意向を表明した。消耗が激しい方式で、他にもジャッジ(ヤンキース)らが辞退。主力打者は出場しにくい状況にある。

 昨年は最初に8選手で争い、上位4人が準決勝に進出する方式だった。準決勝までは3分間または40球、決勝は2分間または27球、条件を満たせばさらに数球を加えてフルスイングを繰り返す。体への負担は大きく、大谷は「現行のルールはなかなか厳しい」と辞退の理由を説明した。

 5年連続でオールスター戦に先発出場する大谷が参加したのは2021年のみ。このときは前半戦で33本塁打を放っていたが後半戦で13本と失速した。打撃フォームを崩しやすく、今年はゲレロ(ブルージェイズ)やデラクルス(レッズ)も出場を見送った。

 大物不在とはいえ、メジャーの強打者が次々とアーチを描く光景は圧巻だ。捕手で初制覇を狙うローリー(マリナーズ)らが参加する。

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