韓国

 1979年に韓国の朴正熙(パクチョンヒ)大統領を射殺し、死刑となった当時の韓国中央情報部(KCIA)の金載圭(キムジェギュ)部長について、ソウル高裁は19日、再審の開始を決めた。その理由として、捜査中に暴行などの違法行為があったと認定した。

 金部長は79年10月に朴氏と当時の大統領警護室長を射殺し、80年5月に死刑が執行された。ソウル高裁は、戒厳司令部の捜査員が金部長に対し、数日間にわたって「殴打や電気拷問などの暴行や過酷な行為をした」と認めた。

 有力紙・東亜日報によると、金部長の遺族らが2020年、金部長の歴史的再評価が必要だとして再審を請求していた。

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