就任から100日にあわせて記者会見する韓国の李在明大統領=2025年9月11日、ソウル、東亜日報提供

 韓国・現代自動車などが米国で建設中の工場で多数の従業員らが移民当局に拘束された問題について、李在明(イジェミョン)大統領は11日の記者会見で「今後の米国への直接投資に、かなり大きな影響を与える可能性がある」と述べた。拘束された従業員のうち、日本人3人を含めた計330人はチャーター機に搭乗し、日本時間の12日午後に韓国に到着する見通しという。

 この問題は、現代自動車と韓国電池大手LGエナジーソリューション(LGES)による合弁会社が米ジョージア州で建設中のバッテリー工場で、多数の従業員が不法に滞在しているとして拘束されたというもの。

 李氏や韓国外交省の説明によると、韓国人316人と日本人3人、中国人10人、インドネシア人1人の計330人が韓国側の用意したチャーター機で韓国に向かうという。

 李氏は今回の問題について「韓国企業は非常に困惑している」と指摘。労働者への査証(ビザ)発給などで米政府に改善を求める考えを示した。李氏の会見は就任100日に合わせソウルで開かれた。

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