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朝日新聞のインタビューに応じる李在明氏=2024年12月8日、ソウル、貝瀬秋彦撮影

 韓国の進歩(革新)系最大野党・共に民主党の李在明(イジェミョン)前代表が10日、尹錫悦(ユンソンニョル)氏の大統領罷免(ひめん)に伴う6月3日の次期大統領選への立候補を表明した。李氏は映像メッセージを通じて「本物の大韓民国をつくりたい」などと述べた。李氏は次期大統領選の最有力候補とみられている。

 李氏は午前10時前に公開した映像で、社会の対立や葛藤の原因は経済格差などにあるとし、対応を約束。「国民の生命と安全を守ることは、政府や国家がしなければならない最も重要な仕事だ」などと述べた。11日に具体的な政策を発表するとしている。

 李氏は9日、大統領選への立候補に向け、党の規定に従って代表を辞任していた。

 李氏は2022年の前回大統領選で尹氏に僅差(きんさ)で敗れた。尹氏が昨年12月に「非常戒厳」を出した後は、党代表として尹氏の弾劾(だんがい)訴追を主導。尹氏は今月4日に憲法裁判所から罷免を宣告された。

 李氏は次期大統領にふさわしい政治家を問う世論調査でトップを走り、他の与野党の政治家らを引き離している。

 同党では前国会議員で元慶尚…

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