カナダ西部カナナスキスで、初めて対面した石破茂首相と韓国の李在明（イジェミョン）大統領の17日（日本時間18日）の首脳会談は、笑顔で握手を交わして始まった。
「日本のテレビでは毎日出ておられるので、初めてみたいな気がしません」。首相は李氏への親しみを込めてあいさつした。
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その日本のテレビでは、進歩（革新）系の李氏が過去に述べた日本に対する強硬な発言について報じられることも多かった。だが一方で、李氏は大統領選前から「実用外交」を掲げ、日韓関係や日米韓連携の重要性を強調する変化を見せていた。
今回の首脳会談でも、両首脳は北朝鮮への対応での日韓、日米韓での緊密な連携や、首脳間の「シャトル外交」の継続の意思を確認。滑り出しとしては「穏やかな会談だった」（日本政府関係者）と安堵（あんど）が広がっている。
日本としては、まずは李政権…
