日本の植民地支配からの解放を記念する「光復節」の式典で演説する李在明大統領=2025年8月15日午前、ソウル、東亜日報提供

 韓国の李在明(イジェミョン)大統領は15日、日本の植民地支配からの解放を記念する「光復節」の式典で演説し、日韓関係について「未来志向的な共生」を重視する考えを示した。一方で、日本政府に対して「痛ましい歴史を直視」するよう求めた。

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 「過去を直視しつつ、未来に進む知恵を発揮しなければならない時だ」

 ソウルでの式典で日韓関係についてこう切り出した李氏は、日韓が「長い間、屈折した歴史を共有してきた」と指摘し、「依然として過去の問題で苦痛を受けている方々がいる」とした。

 一方で、日本は経済発展において切り離せないパートナーだとし、首脳同士が互いに行き来するシャトル外交を通じて率直に話し合いながら「未来志向的な共生・協力の道を模索する」と述べた。

 そのうえで元徴用工をめぐる…

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