河合塾グループ初の広域通信制高校を岩手県一関市に設置する計画が18日、岩手県私立学校審議会で了承された。総定員は450人で、2027年4月の開校をめざす。オンライン授業に加えて、国内外の拠点に長期滞在して取り組む探究活動に力を入れる計画だ。
19年に開校した全日制のドルトン東京学園(東京都調布市)を運営する学校法人河合塾学園が、一関市の旧油島小学校に開校する。仮称は「ドルトンハイブリッド高校」。普通科のみで1学年150人程度を見込んでいる。
同学園が計画に掲げたのは「好奇心モンスターが集う学校」。めざす生徒像は「探究する、解決する、協働することに興味の高い生徒」だ。詳細なカリキュラムや計画内容は12月ごろ公表し、学校説明会も始める。
2年生から本格化する探究活動は、岩手県内を含めた国内、国外の拠点に数カ月滞在し、地元市町村や企業などと連携しながら、それぞれの探究を深めていく。生徒の興味や関心に応じて複数の拠点を巡回していくイメージだという。
世界の各都市を移り住みなが…