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企画の1回目の様子。大学生たちは空き店舗の活用などについて話を聞いた=2024年11月30日、大阪府河内長野市本町、前田智撮影
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 大阪府河内長野市の河内長野駅前にある長野商店街。空き店舗が目立つようになった商店街を若者の力で活性化しようと、大学生が考えたにぎわいづくりのアイデアを実際に形にする企画が始まった。来年2月までイベントなどがあり、参加者を募っている。

 長野商店街の再生では、河内長野と東京に拠点を置くデザイン会社「吉(きち)デ」、空間デザイン大手の乃村工芸社(東京)、市などが昨年、「河内長野駅前再生会議」を結成。子どもも参加したワークショップを開くなどし、今年3月、商店街の空き地での私設公園「AKICHIDE PARK(アキチデパーク)」開設につながった。

 今回の活動は、市や民間団体による大阪・関西万博に向けたプロジェクト「つながる河内長野EXPO」の関連企画。再生会議が運営を担い、学生が主体となってにぎわいづくりを考える。

 11月30日に初回のイベントがあった。大学生8人が参加し、再生会議のメンバーの案内で、商店街のカフェやアキチデパークなどを見学。空き店舗を再生しようとしている人から話を聞いた。さらに商店街の魅力、課題などを話し合う中で、「新旧が融合した街のアピールが必要では」「商店街の一体感が出る統一されたデザインを」といった意見が出た。

 大阪公立大工学部4回生の小…

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