クロージングセレモニーに登壇した左からトニー・レオン審査委員長、東京都の松本明子副知事、吉田大八監督、長塚京三ら=6日、東京都千代田区 第37回東京国際映画祭が吉田大八監督、長塚京三主演の「敵」に東京グランプリと監督賞、男優賞を授与して閉幕した。コンペティション部門のラインアップの変化、女性の活躍に焦点を当てる新設部門を中心に10日間を振り返る。 「敵」の3冠は快挙だった。日本映画の最高賞は37回の歴史の中でも、相米慎二監督の「…