真夏日を記録した都心では、日傘をさす人が多く見られた=2025年5月20日午後1時37分、東京都中央区、恵原弘太郎撮影

 20日は西日本から東日本の広い範囲で高気圧に覆われてよく晴れ、各地で気温が上がった。気象庁によると、同日午後3時すぎに山梨県大月市で34.2度を観測するなど、今年最多となる全国210地点で真夏日(30度以上)を記録した。

 気象庁によると、本州付近に張り出す太平洋高気圧の縁をまわって南から暖かい空気が流れ込んだことに加え、偏西風に乗って西からも暖かい空気が日本付近に流れ込み、内陸部を中心に気温が上がった。東京都八王子市で33.5度、福岡県糸島市、兵庫県朝来市で33.0度を観測するなどした。東京都心でも31.1度となり、今年初の真夏日になった。

 21日以降は前線や湿った空気の影響で全国的に雨の地域が広がるが、気温は平年より高く、蒸し暑さが続く見通し。23日以降は北から冷たい空気が日本を覆い、平年より低くなると予想されているという。

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