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ソニーグループ傘下のゲーム事業会社は、プレイステーション(PS)をテーマに出展した=2024年9月26日、千葉市の幕張メッセ、田中奏子撮影

 世界最大級のゲームの見本市「東京ゲームショウ」が26日、千葉市の幕張メッセで開幕した。過去最大規模で開催される今年、注目の一つとなったのが、ソニーグループ系の5年ぶりの出展だ。プレイステーション(PS)は12月に発売から30周年を迎える。新作の大型タイトルも発売を控え、アピールする材料がそろったタイミングだったという。

 PS5プロを展示したソニー・インタラクティブエンタテインメントのブースには2台の試遊機が設けられた。カーレースのゲームを試した男性は「テールランプの光の反射がきれいで、よりリアルな車の質感になっている」と話した。

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ソニーグループ傘下のゲーム事業会社は、プレイステーション(PS)をテーマに出展。発売を発表したばかりのPS5Proが展示され、2台限定で試遊台も設けられた=2024年9月26日、千葉市の幕張メッセ、田中奏子撮影

 PS5プロは大型のGPU(画像処理装置)を搭載。AI(人工知能)によって解像度を高める技術も導入し、なめらかな動きやグラフィックの精度にこだわった。

 国内の希望小売価格は11万9980円(税込み)。9月11日の発表直後からその価格に注目が集まった。10万円を超えるのはPSシリーズでは初めてで、家庭用ゲーム機の中でも「異例」だ。

 高価格の背景には何があるのか。

 ゲーム業界では近年、グラフ…

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