男子の日本選手トップとなる10位でゴールした市山翼=友永翔大撮影

 東京マラソンが2日、9月の世界選手権東京大会の代表選考会を兼ねて都庁~東京駅前の42・195キロで争われ、男子の日本勢トップは市山翼(サンベルクス)が2時間6分0秒の10位だった。

 2時間6分14秒で12位の井上大仁(三菱重工)と9秒差で13位の浦野雄平(富士通)までが世界選手権の参加標準記録(2時間6分30秒)を突破した。日本歴代2位の記録を持つ池田耀平(花王)は2時間6分48秒の14位に終わった。

 タデセ・タケレ(エチオピア)が2時間3分23秒で初優勝を果たした。

 レースは序盤、青学大の太田蒼生(4年)が2時間2分台で走るペースメーカーに合わせ、海外選手と同じ先頭集団に付いた。

 太田が先頭から遅れ始めたのは22キロ付近。28キロ付近では、池田と赤崎暁(九電工)がいる第2集団からも遅れ始めた。

 40キロ手前までは池田が日本選手の先頭だったが、後続にいた市川が猛追し、逆転。そのままゴールし、自己ベストを1分41秒更新して日本選手トップでフィニッシュした。

 女子は安藤友香(しまむら)が2時間23分37秒で日本勢最高の11位だった。

 世界選手権の代表はジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)のランキングや、選考委員会の議論などを経て決まる。(記録は速報値)

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