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単向街書店の松本綾さん
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 吹き抜けの空間。らせん階段を上がるとゆったりしたテーブル席。そして書棚には、中国語、韓国語、日本語で書かれた文学やアート、評論などのアジア関連本。

 東京・銀座に昨年オープンしたモダンな書店「One Way Street Tokyo」には、国境を越えて文化に関心を持つ人々が集まります。経営する松本綾さんに聞きました。

リレーおぴにおん 「集まれば」

 昨年8月から、アジアの文化交流の場になればと願い、東京・銀座でアジア関連の本を集めた書店「One Way Street Tokyo」を営んでいます。中国で出版されたアートや評論、写真集、アニメなどの本や、日本の小説の中国語、韓国語訳、グッズもそろえています。

 ここは、中国で文化空間として人気を博し数店舗を展開してきた「単向街書店」の海外第1号店です。単向街書店は、中国の作家で司会者などとして活躍してきた許知遠さんらが2006年に北京で創設しました。

 実は私自身は、中国文化の専…

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