日本ハムファイターズ2軍の稲葉篤紀監督(左)と鎌ケ谷署の掛谷尚史署長。両脇には両者のマスコットキャラクター=2024年4月6日午前11時23分、鎌ケ谷スタジアム、杉江隼撮影
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 春の全国交通安全運動が6日に始まり、鎌ケ谷署は同日、日本ハムファイターズ2軍の稲葉篤紀監督を一日署長に任命し、鎌ケ谷スタジアム(鎌ケ谷市中沢)で出動式などを行った。同日に楽天戦もあり、多くの野球ファンらが足を止めていた。

 稲葉監督は2021年の東京五輪で日本代表監督として金メダルに導いた。今シーズンから2軍監督を務めている。

 鎌ケ谷署の掛谷尚史署長から委嘱された後、稲葉監督は「鎌ケ谷市民が一丸となって交通安全に取り組むことが必要」と宣言文を読み上げた。

 また、掛谷署長は今年(4日現在)の県内の交通事故死者数が39人に上ることに触れ、「この時期は子どもたちの生活が変わる。通学路の見守り活動や交通ルールを教えるなど、事故に巻き込まれない教育を推進してほしい」と呼びかけた。

 出動式の前後で、試合観戦に訪れた人たちには、交通安全の啓発チラシや反射材、メモ帳などが入ったトートバッグ(500個)を配布。自転車の安全な乗り方を身につけられるシミュレーターや飲酒後の視界状況が見られる飲酒ゴーグルなどの体験コーナー、子どもたちが参加した交通安全教室などもあった。春の交通安全運動は15日まで。(杉江隼)

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