工事に使っているコンクリートの強度を詳しく調べるため、販売活動が休止されている2棟のタワーマンション「ザ 豊海タワー マリン&スカイ」(東京都中央区、総戸数2046戸)について、設計と施工を担当する清水建設が、建設工事を継続していることがわかった。
豊海タワーをめぐっては、実際に使ったコンクリと同じ材料でつくったサンプル「テストピース」を一定期間後に破壊して強度を測る検査で、一部の強度不足が判明。同社によると、都などと安全性について協議し、影響がない工事については、継続に問題はないと判断したという。
豊海タワーは4月下旬に販売開始予定だったが、コンクリの強度確認のため延期している。
原因究明と対応策は「6月をめどに検討・協議中」
関係者によると、同社などで…