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クリアファイルに入れて掲示場の枠外に貼られた東京都知事選候補の選挙ポスター=2024年6月24日午後6時26分、東京都新宿区、伊藤あずさ撮影

 7日に投開票された東京都知事選を巡り、「選挙無効」を求める異議申し出が相次いでいる。過去最多の56人立候補に伴って一部候補を「枠外に掲出」とした、ポスター掲示場の扱いに関する主張が中心。都選挙管理委員会の対応によって、選挙が「公平公正ではなかった」としている。

 「8人が正規の掲示場にポスターを貼って選挙運動が出来なかった。どう考えても不平等」。届け出順が50番目だった小林弘氏は10日に記者会見し、こう主張した。都選管の対応について「重大な過失。得票数にも影響が出た」とも訴えた。同日に都選管に異議申し出をしたほか、都などを相手取った損害賠償請求訴訟も起こした。

 公職選挙法によると、選挙結果などに不服がある場合、有権者と候補者らは選管に異議を申し出られる。選管は内容を審査し、受理から30日以内に「認容」「棄却」などを決める努力義務がある。申し出た人は、選管の決定に不服があれば、高裁に提訴できる。

 都選管によると、今回の都知…

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