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モデルの木瀬哲弥さん
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 高校に入学した当初、勉強したにもかかわらず新入生テストで全科目赤点を取りました。通っていた埼玉県立大宮高校は進学校なのですが、僕はギリギリ入学できた感じで、勉強ができる方ではありませんでした。

 でも、勉強することは好きだったので目標は高く持とうと、1年生の頃から大学受験のことを考え、東大を意識していました。入学後に学部を選べることも魅力的でした。

 高校では授業をまじめに受け、予習、復習を欠かさずやりました。朝4時に起きて2時間自宅で勉強し、学校で1時間勉強してから授業に臨んでいました。先生より登校が早く、いつも門を開けてもらうのを待っていました。放課後は剣道部の活動に専念。夜はすぐ寝ていました。勉強を続けるうちに成績も伸び、2年生になると数学で学年1位を取れるくらいになりました。

 ただ、勉強は受験のためにするものじゃないという思いが強くありました。暗記するような受験勉強ではなく、純粋に新しいことを学んで理解を深める勉強が好きだったからです。

 英単語は一つ一つ暗記するのではなく辞書を引きながら文章を繰り返し読んで勉強したり、社会科で気になるエピソードがあれば関連する新書を読んでみたり。化学式の理解のために大学生向けの本を読んだこともあります。

 受験だけを考えたら、やる必要のない寄り道に思えますよね。実際、現役時代は大学入試センター試験(当時)で落ちました。へこみましたが、すぐに切り替え翌日から勉強を始めました。

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