大阪代表の東大阪大柏原は12日の第3試合(午後1時開始予定)で、尽誠学園(香川)と対戦する。東大阪大柏原の土井健大監督と尽誠学園の西村太監督に、相手校の印象や自チームの持ち味などを聞いた。
――相手チームの印象は
西村 勢いがあり、粘り強さがある。
土井 投手中心に守り勝つ。与四球も少ない。
――警戒する選手は
西村 主将の竹本歩夢捕手。打つと勢いに乗ると思う。
土井 広瀬賢汰投手が中心だと思うので、精神的な支柱を崩せるよう攻略したい。
――自チームの強みは
西村 広瀬を中心とした守りのチーム。しっかりと守り切って少ないチャンスを物にして得点したい。
土井 守備から攻撃に。走者が出れば様々なところから得点できるように。相手のすきにつけ込んでいきたい。
――理想の試合展開は
西村 ロースコアで、できるだけ相手校が勢いに乗らないように。香川大会同様、しつこく粘って泥臭く戦う。
土井 大阪大会は結果的に粘り強い戦い方になったが、先行して逃げ切りたい。攻撃面で1点を先に取って主導権を握りながら、守りでミスなくやっていきたい。
――カギとなる自チームの選手は
西村 投手の広瀬。彼がしっかり抑えてくれれば。そして全体としては守備で流れをつくる。
土井 先頭打者の山下冬馬。プレーボールと同時に1打席目で、どういった姿をチームに見せてくれるかで勢いがつく。センターライン中心に守り勝ってほしい。
――勝敗のポイントは
西村 ひとつのミスで流れが左右される。注意しながら思い切って戦いたい。
土井 予想もしないことが起こればチームも浮ついてそのまま終わってしまうのが甲子園。普段通り、いつも通り楽しんでもらえたら。
――初戦への意気込みは
西村 広瀬が引いた49番目、残り物に福があると思っている。大阪代表に思い切ってぶつかって挑戦したい。
土井 各県しのぎを削ってきている。大阪代表として恥じぬようプライドと自信をもって、尽誠学園の胸を借りるつもりでやりたい。