ゴジラ-1.0©2023 TOHO CO., LTD.

 東宝が14日発表した2025年2月期決算は、本業のもうけを示す営業利益が2年連続で過去最高を更新した。アニメやゴジラ作品が好調で、業績を押し上げた。合わせて発表した中期経営計画では、7年後の31年度までに海外売上高の比率を現在の1割から3割に引き上げる目標も明らかにした。

 営業利益は前年比9.2%増の646億円だった。売上高を示す営業収入も同10.5%増の3131億円で過去最高だった。主力の映画事業で23年に公開した「ゴジラ-1.0」の国内外の配信権収入のほか、「僕のヒーローアカデミア」などアニメ作品のグッズ販売なども好調だった。純利益は同4.3%減の433億円だった。

 同社は今後、アニメやゴジラなどのIP(知的財産)を活用した海外展開をさらに強化する。

 25年度から決算で開示する…

共有
Exit mobile version