映画配給大手の東宝が、ゴジラやアニメといった知的財産(IP)を武器に、海外展開を強化している。松岡宏泰社長に、戦略を策定した経緯や今後のめざす姿について聞いた。
――東宝といえば、これまでは主に国内向けに映画の制作や配給をしてきたイメージです。
「実は東宝は、90年ほどの歴史の中で何回か海外に挑戦しようとした。ただ、あまりうまくいかず、おそらく1970年代からは原則、海外で積極的に事業を展開するのではなく、国内に集中するべきだとなった。当時としては、全く正しい選択だったと思う」
「ただ、国内で非常にいいポ…