東京工業大は18日、4月に稼働を始めたスーパーコンピューター「TSUBAME4.0」の披露式を開いた。国内のスパコンでは、理化学研究所にある「富岳」に次ぐ2位相当の演算性能とされ、研究者らから期待が高まっている。
東工大のスパコン、TSUBAMEシリーズは、2006年4月に初号機が稼働して以降、「みんなのスパコン」をキャッチフレーズに、国内外の研究を支えてきた。08年には世界に先駆けてスパコンにGPU(画像処理装置)を採用し、注目された。
今回稼働した4.0は、米半導体大手エヌビディアの高性能GPUを960台搭載し、AI向けの演算性能はTSUBAME3.0の20倍になるという。また、広く活用してもらうため、ウェブブラウザーから利用できるようにするなど、ソフト面も進化させた。
披露式で、東工大学術国際情…