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横浜清陵―広島商 一回裏広島商1死一、三塁、藤田はスクイズを決める=白井伸洋撮影

 (第97回選抜高校野球大会2回戦 第7日〈24日〉の見どころ。丸数字は試合順)

 ①横浜―沖縄尚学

 横浜は初戦で個々の能力の高さを見せつけた。巧打者の1番阿部葉、本格派左腕の奥村頼、2年生右腕の織田は自己最速152キロを記録するなど調子が良い。

 沖縄尚学の打線は1回戦で青森山田の好投手を崩したように狙い球を絞りたい。エース左腕の2年生・末吉は、この選抜で解禁したスプリットの精度が鍵になりそうだ。

 ②西日本短大付―山梨学院

 西日本短大付の4番佐藤は1回戦で、もう少しで本塁打になりそうな長打を2本放った。どの選手もスイングが鋭く、2巡目以降で対応する修正力も見せた。

 山梨学院は津島、藤田、板東の継投が1回戦ではまった。長身右腕の菰田も控え、この試合も相手打線の目線を変えつつ、ロースコアで終盤に持ち込みたい。

 ③東洋大姫路―広島商

 1回戦で強打が目立った東洋大姫路は投手層が厚い。エース阪下の故障で急きょ二回から救援した木下が8回無失点と好投。技巧派左腕の末永も控える。

 小技が得意な広島商は1番西村が1回戦で2安打を含む計5打席で出塁と、リードオフマンの役割を果たした。足で揺さぶりをかけ、自チームのペースに持ち込めるか。

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