第107回全国高校野球選手権兵庫大会(朝日新聞社、兵庫県高野連主催)の組み合わせ抽選会が17日にあり、参加153チームの組み合わせが決まった。
昨秋と今春の近畿地区大会を制し、今春の選抜大会に出場した東洋大姫路は初戦で西宮今津―高砂の勝者と対戦。昨年に春夏連続で甲子園に出場した報徳学園は県尼崎―尼崎小田の勝者と、一昨年の甲子園に春夏連続出場した社は御影との初戦の顔合わせが決まった。
大会は29日に開会式があり、7月5日に試合が始まる。順調に進めば、決勝は同27日にほっともっとフィールド神戸で行われる予定だ。
兵庫大会の展望(前年優勝校 報徳学園 前年参加チーム数152)
昨秋から県内公式戦無敗の東洋大姫路が筆頭。右腕の木下鷹大を軸に、春の県大会は5試合2失点。高畑知季や見村昊成ら中軸の振りは鋭く、投打に充実している。昨秋の主戦右腕の阪下漣がけがから復帰すれば戦力は増す。
連覇を狙う報徳学園が追う。最速143キロの岡田壮真ら3左腕を擁する。昨春の選抜大会準優勝を経験した二遊間、山岡純平と橋本友樹が攻守の要となる。
春の県大会5試合59安打と強力打線の神戸国際大付や同3位の明石商が続く。最速150キロ超の「二刀流」新井瑛太がいる滝川や昨秋の県大会準優勝の神戸学院大付、4強の三田学園なども上位を狙う。