笑顔でオンライン取材に応じるドジャースのデーブ・ロバーツ監督=2024年10月22日

 大リーグのワールドシリーズ(WS)は、25日(日本時間26日)に第1戦がある。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)が22日、オンラインで報道陣の取材に応じ、26日(同27日)の第2戦に山本由伸を先発起用することを明言した。

 WSで日本選手が先発登板するのは、2007年の松坂大輔(レッドソックス)、17年のダルビッシュ有(ドジャース)に続き7年ぶり3人目となる。

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 山本は今季のポストシーズン(PS)で3試合に登板し、1勝0敗、防御率5.11の成績を残している。レギュラーシーズン中の6月に敵地のヤンキース戦で登板しており、その時は7回2安打無失点の好投を見せた。

 ただ、9月に右肩腱板(けんばん)損傷から復帰したばかりで、中5日以上の登板間隔を保っての起用が続いている。

 第1戦に山本が先発した場合、中4日になる第5戦での起用は難しくなる。一方で、もう一人の先発の柱、フラーティは中4日での登板にも慣れている。その右腕が第1戦の先発に決まった。

 ロバーツ監督は「両投手に最適な機会を与えるため、休養日などを考慮して最適な位置に配置した」と説明した。

 米国内では、ドジャースのロバーツ監督とヤンキースのアーロン・ブーン監督の因縁対決にも、注目が集まっている。

 ロバーツ監督は1972年生まれで、カリフォルニア大学ロサンゼルス校に進んだ。一方、ブーン監督は1973年生まれで南カリフォルニア大学に進んだ。

 ロバーツ監督は「私たちは多くの共通のイベントに参加していた。彼が(2018年シーズンから)監督になる前にも話をしたし、シーズン中にも少し話したよ」「PSが終わったら、キャッチアップする(久しぶりに会う)予定だ。WSが始まる金曜日が楽しみだ」と話した。

 大学時代は仲が良いとは言えなかったという。

 「当時、南カリフォルニア大…

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