市況

 9日の東京株式市場は、米国経済の減速懸念が強まり、日経平均株価は5営業日続落した。終値は、前週末より175円72銭(0.48%)安の3万6215円75銭。一時、1100円超下落し、約1カ月ぶりに3万6千円台を割り込む場面もあった。

 前週末6日、米国で公表された8月の雇用統計が市場予想を下回り、米経済の先行き不安が再燃した。米ニューヨーク株式市場は、ハイテク株中心のナスダック総合指数など主要3指数が下落。その流れを受けて、東京市場は朝方から全面安となり、半導体関連株を中心に売りが広がった。

 午後に入り、東京外国為替市場の円相場が一時1ドル=143円台まで円安ドル高に振れたことで、日経平均も下げ幅を縮小した。

 日経平均の下落幅は、5営業…

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