28日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日終値より679円64銭(1.8%)安い3万7120円33銭で取引を終えた。一時900円超下落し、約2週間ぶりに3万7000円台を割る場面もあった。トランプ米政権による、輸入車への追加関税の発表を受けた前日の米株安の流れを引き継いだ。
トランプ米大統領は26日、米国に輸入される自動車に対する関税を25%幅上乗せするよう命じる文書に署名。海外に生産拠点を持ったり、部品を輸入したりしている米国の自動車メーカーにもマイナスの影響が出るとの見方から、米ニューヨーク株式市場で自動車株などの売りが強まった。
東京市場もこの流れを引き継ぎ、トヨタ自動車などの自動車株を中心に売りが広がった。
一方、米国の長期金利の上昇…