25日の東京株式市場で日経平均株価は7日続落し、前日終値より1285円34銭(3.28%)安い3万7869円51銭で終えた。終値で4月26日以来、約3カ月ぶりに3万8千円台を割った。前日の米国株式市場で主要な株価指数が下落した流れを引き継いだ。東京外国為替市場で対ドル円相場は円高に振れ、一時1ドル=152円台をつけた。5月上旬以来、約2カ月半ぶりの円高ドル安水準。これも株価下落の要因となっている。
前日の米ニューヨーク株式市場では、主要企業でつくるダウ工業株平均の終値が、前日より504.22ドル(1.25%)安い3万9853.87ドルだった。約2週間ぶりに終値が4万ドル台を下回った。一部のハイテク企業の決算が市場の期待に届かなかったことをきっかけに、幅広い企業の株式が売られた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数は3.6%安と、約1年9カ月ぶりの大幅な値下がりを記録した。
米電気自動車(EV)大手テスラとグーグル親会社のアルファベットが前日に発表した4~6月期決算は、いずれも市場の期待に届かなかった。これを受け、テスラが12.3%、アルファベットが5.0%と大きく下落。他の企業の決算への懸念が高まり、マイクロソフトが約3.6%、アップルが約2.9%などハイテク企業を中心に幅広い株式が値下がりした。25日の東京市場でもこの流れが続き、日経平均は大幅安で取引を開始。ハイテク株を中心に幅広い銘柄で売りが先行している。
また、外国為替市場では、近…