自民党の林芳正官房長官(63)=旧岸田派=は3日、国会内で記者会見し、総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を正式に表明した。林氏は派閥の裏金事件について「多大なご迷惑、ご心配をおかけしたことを、まずもって深くおわびを申し上げる」と陳謝し、「全力で自民党の信頼回復に努めるとともに国民の共感を得られる政治を取り戻してまいりたい」と述べた。
来年で議員生活30年を迎える林氏は、これまでに農林水産相や文部科学相、外相などを歴任してきたことを挙げ、「持てる経験と実績をすべて生かし、この国のために使わせていただきたい」と訴えた。
政策では中長期的な少子化対…