東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)で1日午前10時45分ごろ、構内の変電施設にある電源室で炎と煙が上がっているのを社員が発見し、119番通報した。初期消火で間もなく収まり、けが人や外部への放射能の影響はなかったという。
東電によると、発火があったのは、原子炉建屋から数百メートル離れた、外部から送られる電気の電圧を下げる施設「南66kV建屋」の電源室。3号機の防災装置の定例試験で機器が作動しない、との連絡を受けた社員が電源室に行ったところ、電源盤から炎と煙が出ていることを確認した。
社員らは消火器で消火するとともに消防に通報。駆けつけた消防によって午前11時19分に鎮火が確認された。発火の原因は調査中という。
同原発では、3月10日にも6号機非常用ディーゼル発電機の制御盤室でも煙が上がる事案が起き、制御盤内の配線ミスが原因と判明した。