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演奏前に客席にあいさつする作新学院の指揮者、大貫茜さん(左から6人目)=2024年8月10日午後2時23分、宇都宮市明保野町の市文化会館、魚住ゆかり撮影
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 10月に宇都宮市文化会館で開かれる第72回全日本吹奏楽コンクール(中学生、高校の部)を目指す、第66回栃木県吹奏楽コンクール(県吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)高校の部A部門には、作新学院、宇都宮短大付、宇都宮中央、石橋の4校が出場し、いずれも、来月同会館で開かれる東関東吹奏楽コンクールの県代表に推薦された。

 2012年から中学生(校)、高校の部の全国大会が開かれてきた名古屋国際会議場が改修に入るため、今年から2年間、「宇文」に引っ越してくる「吹奏楽の甲子園」へ、地元勢が最初の一歩を踏み出した。

 高校A部門のトップバッター作新学院は、課題曲Ⅲ「メルヘン」と、バルトークの「中国の不思議な役人」を披露した。

 「今までで一番の演奏でした」。汗だらけの顔をほころばせた指揮者の大貫茜さん(42)は、1999年に作新が全国大会に初出場した時の副部長。2回目に出場した2007年はコーチだった。作新はこれ以降、全国大会に行けていない。

 21年に、恩師の三橋英之教…

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