パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスのナセル病院に対するイスラエル軍の攻撃で死亡した報道関係者5人のうち2人の遺族や記者仲間が朝日新聞の電話取材に応じた。2人は戦闘で市民が被害に遭った現場や、飢餓や栄養失調に苦しむ子どもたちを精力的に取材していたという。

 ロイター通信によると、25日午前10時ごろに最初の攻撃があり、医療従事者や報道関係者が現場に駆け付けたところ2回目の攻撃を受けた。一連の攻撃で報道関係者5人を含む少なくとも20人が死亡した。

 死亡したフリージャーナリストのモアズ・アブ・タハさん(27)はロイター通信などで仕事をしていた。兄アドリさん(35)によれば、モアズさんは写真や映像を撮ることが好きで、病気や貧困、特に子どもの飢餓や栄養失調を取材し、戦時下のガザの人たちの生き様を伝えた。

 純朴で優しく、支援活動にも…

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