栗原小巻さんが主演した日ソ合作映画「モスクワわが愛」などを監督したアレクサンドル・ミッタさん=ロシアのSNSから

 栗原小巻さんが主演した日ソ合作映画「モスクワわが愛」などを手がけたロシアの映画監督アレクサンドル・ミッタさんが14日、死去した。ロシア国営タス通信が伝えた。92歳だった。

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 ミッタさんは1933年モスクワで生まれ。大学で建築を学んだ後、60年に全ソ国立映画大学の監督科を卒業。61年に映画監督として本格的にデビューした。

 冷戦の最中に撮影された「モスクワわが愛」(74年)は、栗原小巻さんがモスクワにバレエ留学し、白血病と闘う広島出身の被爆2世を演じた。その後、栗原さん主演で、ソ連からのポリオ(小児まひ)の生ワクチン輸入をテーマにした日ソ合作映画「未来への伝言」も監督した。

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