楽天証券は顧客に対し、暗証番号変更や本人認証強化など不正取引対策を呼びかけている(同社のホームページ画面から) フィッシング詐欺が原因とみられる不正取引が楽天証券で多発している。同社は23日から本人認証を強化した。株式や投資信託など顧客の資産が勝手に売買され、中国企業株を購入されるなどの被害が出ているという。 楽天証券は朝日新聞の取材に「(当社から)顧客の情報や資産は一切流出していない。件数などの詳細は、さらなる被害拡大につながる恐れがあり控える」と答えた。 楽天証券が不正取引のきっかけとみるのは、同社を装う不審メールだ。 「口座の安全を確保するため…