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玄海町議会議事堂。15日に本会議が開かれた=2024年4月15日午後2時45分、佐賀県玄海町諸浦

 原発の運転で生じる高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定をめぐり、佐賀県玄海町の3団体が町議会に「文献調査」の受け入れを求める請願を提出したことがわかった。町議会は15日、原子力対策特別委員会に審査を付託した。委員会は17日に国などから文献調査の説明を受け、関係者によると月内にも請願の採択の可否を決める。

  • 玄海町長の判断焦点 処分場誘致を見据える声も

 町議会の定数は10人。朝日新聞の調べでは文献調査に前向きな議員が少なくとも6人おり、請願は採択される可能性が高い。

 推進派の議会関係者は「採択後、連休明けにも町長の判断の表明を待ちたい」という。脇山伸太郎町長は15日、「請願の提出を重く受け止めている。議会での議論を見守りたい」とのコメントを出した。

 同町には九州電力玄海原発が…

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