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 「核兵器のない世界」に向けて核保有国や非保有国の有識者ら15人が議論する「国際賢人会議」(座長・白石隆熊本県立大特別栄誉教授)の第6回会合が3月30、31両日、東京都内であった。

  • 「核なき世界」はどこへ  日本にできることは? 会議参加の一橋大・秋山氏

 会合では、核の脅威の加速によって国際社会が「深刻な岐路に立たされており、冷静な認識、大胆かつ協調的な行動が求められている」とする提言をまとめた。また、核の危機が過去数十年間で最も高く、核使用のリスクに直面していると指摘。核保有国による戦略的対話や、核の軍拡競争の停止、不拡散に取り組む責任を呼びかけている。

 賢人会議は2022年12月に初会合が開かれ、今回が最終会合。26年に予定される核不拡散条約(NPT)再検討会議に向け、議論の機運を高める狙いがある。

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