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RISEのメインイベントで小林愛理奈(右)と小林愛三は激しく打ち合った
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現場へ! 格闘技の隆盛③

 5月19日、キックボクシング団体「RISE(ライズ)」のイベントが後楽園ホール(東京都文京区、約1400人収容)で行われた。8割ほど埋まった観客席には女性や親子連れの姿もあった。

 メインイベントでは、普通のグラブよりも薄く、5本の指が露出したオープンフィンガーグローブで、女子の小林愛理奈(ありな)(23)と小林愛三(まなぞう)(28)が激しい打ち合いを演じた。ダウンを奪った小林愛理奈が判定勝ちし、会場を沸かせた。「女子格闘技は面白くないという人もいるが、男子より面白い試合をするぞ、というのは見せられた」と胸を張った。

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 RISE代表の伊藤隆(53)は「女子選手の可能性をみせてくれたよね。客入りはまずまず。うちの団体は安定しているから」と満足げだった。

 格闘技ライターの布施鋼治(60)は「キックボクシングは分裂や新規参入があり、国内に10以上の団体がある。いま最も選手のレベルが高いのはRISEだろう」と言う。

 タイ発祥の格闘技ムエタイを…

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