「リアル桃太郎電鉄~ホンマの京都・万博編~」のイラスト=京都府提供

 人気ゲーム「桃太郎電鉄」のように、京都府内をすごろく式に巡って楽しむイベント「リアル桃太郎電鉄~ホンマの京都・万博編~」が5月10日から始まる。大阪・関西万博にあわせて、京都では初めて開かれる。

 桃太郎電鉄は1988年の発売以来、幅広い年代に人気のゲーム。鉄道会社の社長として電車で全国各地を巡り、物件を購入して億万長者をめざす。観光客の府内周遊を増やそうと、ゲームのリアル版としてJR西日本や府などが主催する。

 参加者はスマートフォンで専用アプリをダウンロードし、アプリ内でさいころを振って出た目に沿って実際に駅で降りる。駅では地域の文化や歴史にまつわるご当地クイズや、文化施設や観光地でのミッションに挑戦。ポイントを稼ぎながら、京都一の「社長」をめざす。上位入賞者には、万博入場券や京都での特別体験などの景品が後日贈られる。

 JR京都駅をスタートに桃山駅をゴールにする奈良線ルートと、JR木津駅をスタートにゴールの月ケ瀬口駅(南山城村)をめざす学研都市線・関西線ルートの南部エリアが5月10日から7月10日まで開催。JR嵯峨野線、山陰線、舞鶴線と、京都丹後鉄道の駅を巡る北部編は7月1日から8月31日まで。

 参加チケット(1日券1千円、2日券1500円。いずれも税込み)はアプリで購入する。乗車券が別途必要。アプリのダウンロードは5月1日から。詳細は専用サイト(https://momotetsu.kyoto.jp/south/)へ。

 初日の5月10日午前10~11時には、京都駅ビルの駅前広場で出発式を開く。京都市出身で府文化観光大使のおいでやす小田さんらが出演。定員100人で、専用フォームで応募する。締め切りは30日。応募多数の場合は抽選。

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