神楽女が「御田舞」(おたまい)を舞う中、神田に早苗を植え付ける奉耕者ら=2025年6月10日午後、京都市伏見区の伏見稲荷大社、新井義顕撮影

 五穀豊穣(ほうじょう)の神をまつる伏見稲荷大社(京都市伏見区)で10日、今年の豊作を祈る神事「田植祭(たうえさい)」があった。近畿地方も梅雨入りし、強い雨が続くなか、奉耕者と呼ばれるすげ笠姿の約15人が境内の神田(しんでん)で、種もみから育てた早苗を植えつけた。

神楽女が「御田舞」(おたまい)を舞う中、神田に早苗を植え付ける奉耕者ら=2025年6月10日午後、京都市伏見区の伏見稲荷大社、新井義顕撮影

 伏見稲荷大社は、全国にある稲荷神社の総本宮。田植えの間、平安時代の衣装を身にまとった神楽女(かぐらめ)たちが「御田舞(おたまい)」を舞った。実った稲は10月の神事「抜穂祭(ぬきほさい)」で刈り取られる。

田植えに合わせ、「御田舞」(おたまい)を舞う神楽女=2025年6月10日午後、京都市伏見区の伏見稲荷大社、新井義顕撮影
本殿で「御田舞」を舞う神楽女=2025年6月10日午後、京都市伏見区の伏見稲荷大社、新井義顕撮影
田植祭を終え、神田を引き揚げる神職や神楽女ら=2025年6月10日午後、京都市伏見区の伏見稲荷大社、新井義顕撮影

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