【動画】朝日新聞大分総局屋上にもビオトープを設置。大分川で植物を採取して植えたが、在来種か外来種か区別できないという不安が残った=高嶋健撮影
大分川の植物や土を使って小さな水たまり「ビオトープ」を作ったら、どんな生物がやってくるのだろう――。朝日新聞鹿児島総局が作ったビオトープをまね、大分総局の屋上にもビオトープを設置することにした。7日、導入する植物を探しに大分川に出かけた。
大分川は由布岳を源流とし、別府湾に注ぐ延長55キロの1級河川。大分市城崎町の大分総局はこの川の下流にあり、同一の水系だ。ビオトープに導入するのは、交雑による遺伝子の攪乱(かくらん)を防ぐため同一水系の植物に限る、というルールは厳守する。
河口から約5キロほどの場所にある砂州に向かった。河川敷はヨシが青々と生い茂っている。こうした河川と陸地の境界は、エコトーンと呼ばれ、今回のビオトープづくりを指導してくれた福岡県保健環境研究所環境生物課の中島淳・専門研究員(47)によると、豊かな生態系を形成するのに、欠かせないエリアだという。
宮崎のビオトープづくりでは、採取した植物の半分が外来種という衝撃の出来事が。大分のビオトープでも植物の判別が必要ですが、ある問題がありました。
それを裏付けるように、立派…