プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスからドラフト1位で指名された明大の宗山塁内野手が20日、東京都内で入団交渉に臨み、契約金1億円、年俸1600万円で基本合意した(金額は推定)。背番号は「1」に決まった。
今年のドラフト会議で最多の5球団が競合していた逸材が、意気込みや遊撃手への思いなどを、しっかりとした口ぶりで物おじせずに語った。
報道陣との主なやりとりは次の通り。
――今日、プロへの一歩を踏み出しました。入団交渉を終えた気持ちは?
「スタートラインに立てたかな、っていうような心境なので、これからが勝負だと思っていますし、1年目のスタートに向けて準備していきたいと思います」
――今日の話し合いの中で印象に残っている言葉は?
「背番号1を提示して頂いたことと、高い評価をして頂いて期待して頂いていることが伝わったので、それに応えられるようなプレーをしたいと思います」
――背番号1が提示された時、率直な思いは?
「1番という、とても素晴らしい番号を自分に提示して頂いたことがありがたいことです。その番号に似合うような選手になれればなと思います」
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――球団の石井一久シニアディレクターは「そのプレッシャーに打ち勝つような選手になってほしい」と期待していました。
「これだけの評価をして頂いて、周りからの見られ方、高いレベルでのパフォーマンスを期待されると思います。それでも、自分のやることは変えず、できるプレー、その時必要なことをできればいいかなと思っています」
――プロになる実感は湧いてきましたか?
「ドラフトが終わって、だんだん落ち着いてきて、本当にプロになっていくんだなという思いを日々感じながら、自分の練習、やることを変えずにやっています」
――家族には、どんなふうに恩返ししていきたいですか?
「ここまで自分に懸けて、自分を育ててくれたので、その恩を返すにはやっぱりプレーで活躍して、というのが一番の恩返しになるかなと思うので、1年目から活躍できる準備をして、その姿を見てもらいたい」
――ファンの皆さんには、どんな姿を見てもらいたいですか?
「野球にひたむきに取り組む姿勢と、一生懸命プレーするところで自分を見に行きたいと言ってもらえるような選手になることが目標。なので、自分を目当てに球場にファンの方が来てもらえるようになれればいいかなと思います」
――プロへの意気込み、具体的な1年目の目標を教えて下さい。
「1年目は開幕からスタメン…